Vision

黒毛和種の地域ブランド・千屋牛の生産を柱に事業を展開しており、現在、新見市法曽熊野に13ha、新見市千屋花見に22haの土地を借入し、親子周年放牧で91頭の繁殖親子を飼養しています。

地域産業として不可欠な農業分野で、新見市が全国に誇れる新しい価値(竹の谷蔓牛の保存と活用)を創造し、限界集落問題・耕作放棄地・荒廃する山林・害獣問題・人口減少問題の解消に「和牛の親子放牧」で取り組むことで、地域の活性化に貢献していきます。

畜産の取り組み

岡山県阿哲郡新郷村釜村(現新見市)は、古くから労働力として牛が飼われており、1800年頃より蔓牛と言われる「良系統」の蔓が創生され、竹の谷蔓牛として高名を馳せていました。

現在の新見市も地元産業として「畜産業」をあげていますが、現状は高齢化、後継ぎ不足による廃業・子牛価格の低迷などによる畜産離れがすすみ衰退の一途を辿り、千屋牛の生産頭数が激減していることを知り、企業として出来ることは何かと考えました。

昔の農家は田畑を持って役牛を飼い、必要な餌と堆肥を賄っていました。それと同じく、近隣の稲作農家に藁をもらい堆肥を渡し、協力しながら若手農業従事者も育てたい。土地に根差した農業を循環させて地元を活性させ、自立可能な産業構造に戻す必要があると考えたからです。

事業概要

◆離農家の牛舎、設備・耕作放棄地・放置山林・空き家を利用しての放牧畜産
〇地域が抱える問題「人口減少、高齢化、山間部集落の消滅、荒れていく景観、害獣問題」の解消
〇古くから牛の産地でもある地域産業を守り、地元系統牛の保存に努める

◆和牛繁殖農家として子牛販売からスタート
〇母牛に哺育をしてもらい一緒に放牧(親子周年放牧)
〇千屋牛(新見市ブランド)及び竹の谷蔓牛(平田五美氏)の飼育
〇離農家の受け皿になり、経産牛の肥育も行う(経産牛肉の価値の再認識)
〇付加価値の最大化を目指し、地元にお金が循環する仕組みを作る(地域に人とお金の流れを作る)