畜産の取り組み

岡山県阿哲郡新郷村釜村(現新見市)は、古くから労働力として牛が飼われており、1800年頃より蔓牛と言われる「良系統」の蔓が創生され、竹の谷蔓牛として高名を馳せていました。

現在の新見市も地元産業として「畜産業」をあげていますが、現状は高齢化、後継ぎ不足による廃業・子牛価格の低迷などによる畜産離れがすすみ衰退の一途を辿り、千屋牛の生産頭数が激減していることを知り、企業として出来ることは何かと考えました。

昔の農家は田畑を持って役牛を飼い、必要な餌と堆肥を賄っていました。それと同じく、近隣の稲作農家に藁をもらい堆肥を渡し、協力しながら若手農業従事者も育てたい。土地に根差した農業を循環させて地元を活性させ、自立可能な産業構造に戻す必要があると考えたからです。